巡拝お寺ガイド
金光山 最勝院 こんこうざん さいしょういん こくぶんじ 第五十九番札所 国分寺
寺の近くには創建当時の跡が残る伊予の国分寺
御詠歌 | しゅごのためたててあがむる国分寺いよいよめぐむ薬師なりけり |
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本尊 | 薬師如来 |
真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
宗派 | 真言律宗 |
開基 | 行基 |
お寺の歴史・全体像
風光明媚な唐子浜にほど近い、唐子山の麓にたたずむ寺。広々とした境内には正面奥に本堂、右手に大師堂、左手に金比羅堂があります。国分寺は聖武天皇の勅願により、全国に建立された寺です。四国にも各県に一ヶ寺ずつあり、いずれも四国霊場となっています。
伊予の国分寺は天平13年(741)に行基が開基。当時は七堂伽藍を備えた豪壮な大寺院でした。弘法大師はこの地に長く留まり五大尊の絵像一幅を残しました。堂宇は度々焼失と復興を繰り返したが、しばらくの間、茅葺きの小堂が寂しく建つのみだったといいます。現在の本堂は寛政元年(1789)に恵光上人が金堂として建立。石門を入って正面が本堂。大師堂、毘沙門天、奈良時代から平安時代初期にかけての寺宝や文化財、旧国分寺からの出土品を保存した書院などが並んでいます。なお、創建当時の寺は現在の場所から東に100mほどのところにあったという。この旧国分寺跡と見られる場所は国指定の史跡になっており、花崗岩の13個の礎石が見つかっている。
お寺について
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本堂・大師堂
石門を入って正面が本堂。広々とした境内には大師堂、毘沙門天、書院などが並んでいる。中でも県指定の文化財で、寺宝の国分寺文書3巻は南北朝時代のものとされている。また弘法大師像、大般若経なども興味深い。
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十大名椿「唐椿」
境内には伊予十大名椿が植林されています。開花時期には艶やかな花姿で、遍路の心を和ませてくれます。菊にも似た大輪の花は、一見の価値があります。
立ち寄りスポット
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道の駅 湯ノ浦温泉
平成11年4月にオープンした道の駅。観光情報の提供や四国の特産品などを販売する他、レストランや温泉スタンドもあります。スタンドでは、弱アルカリ性冷鉱泉の天然温泉100リットルを100円で購入できるとあって大好評です。レンタルサイクル(4時間以内大人400円)も設置されているので、周辺の散策に便利です。
住所 : 愛媛県今治市長沢甲252-2 TEL : 0898-47-0990
国分寺までのアクセス
今治インターチェンジから国道196号線を東予市を目指して走ります。喜田村交差点の次の信号で左折後、直進。上徳駐在所のところを右折、約1km走ると左手にあります。
- 今治インターチェンジからは約15分
- 第六十番札所の横峰寺まで車で約1時間30分
- 国分寺
- 住所 : 愛媛県今治市国分4-1-33
TEL : 0898-48-0533
寝坊 : なし
駐車場 : あり(門前・境内まで徒歩3分、200円、15台)
お気軽に
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