お遍路ブログ
民間人で一番初めに四国を回ったお遍路さん
伊予国恵原荘(現松山市)の庄屋であった衛門三郎
住民を救うために三郎を改心させようと屋敷に出向いたお大師さまに
無礼な振る舞いを行い、やがて仏罰が下る。
自らの非を詫びるために大師を追って四国を回り始めたこと
お大師さまの足跡をたどる旅=遍路の原型と言われ、
衛門三郎は民間人遍路第一号と言われている。
四国を順に回ること20周。
一向に大師に会えず21周目の遍路は四国を逆に回り始めた。
しかし加齢と過労が堪え、12番焼山寺の急坂を前に行き倒れてしまう。
そこに大師が現れ三郎の罪を許し、右手に小石を握らせたところ、三郎は息絶えた。
その後、道後湯築城の城主に跡取り息子が誕生したが、
生まれつき右手を握ったまま開かない。
心配したお殿様は、近くの安養寺にて祈祷を行うことになった。
住職の加持祈祷を受けた跡取り息子は、右手が開いた。
そして手のひらから丸い石が転げ落ちた。そこには"衛門三郎再来"と記してあった。
今回のお四国参りでは、衛門三郎五男三女、八人の子らを葬った"八塚"を訪れました。
田んぼの中に突如現れる小高い丘
"陸松島"と呼ばれる象潟によく似た光景がここには広がります。
歩き遍路で訪れた時は8つの墓を探してみて下さい。
ひめぎんグラウンドの脇には、遍路石が埋もれていました。
天気も良く、歩き遍路日和でした。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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