お遍路ブログ
今に残る真念石
真念さんと言えば江戸時代・大坂の僧侶で、
○ 四国八十八ヶ所初のガイドブック「四国遍路道指南」を刊行
● その本の中で、札所番号(1ー88番)を明記
○ 真念庵と呼ばれる善根宿を建立、遍路を救済した
● 200基を越える遍路石(真念石・道標)を立て、道案内に努めた
「遍路の父」「遍路中興の祖」と呼ばれ、
今日、民間人が四国八十八ヶ所を回ることができる土台を築いた人物とされる。
今回は、
● 200基を越える遍路石(真念石・道標)を立て、道案内に努めた
の話。
現在は30基ほどとなってしまった真念石ですが、
愛媛県の今治市には、真念石と呼ばれる遍路石がいくつか残っています。
58番仙遊寺さん境内の物(移設されたものと考えられます)
右>されいみち
左>こくぶみち
「されい」とは58番仙遊寺さんの通称
「こくぶ」とは、59番国分寺さん
「願主 真念」とあります。
こちらは、54番延命寺さん境内の物(移設されたものと考えられます)
「へんろみち」と書かれ、そこが遍路道であることを示しています。
同じく「願主 真念」を確認することができます。
54番延命寺さん境内には、真念法師の功績についての説明看板が存在します。
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弘法大師さんが四国霊場を開いて、数多のお弟子さんががお大師さまの足跡をたどって、
真念さんを始めお四国参りの発展に寄与した人物がいて、今日の四国八十八ヶ所霊場があります。
先達・お遍路さん一人一人が、四国巡礼を通じてその伝統を守る役目を担っています。
守ると言っても、ガラスケースの中に入れたままではいけません。
四国遍路はお遍路さんが訪れることによって、守られています。
お四国を回る(お参りする)ことによって、四国遍路文化を後世に伝えていきましょう。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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