お遍路ブログ

添乗報告 高知県

地球が丸く見える。24番最御崎寺

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24番最御崎寺さんへは、前の札所(23番薬王寺さん)から約80km

通しで歩くと3日目に着く、月1回のツアーで完全に歩こうとすると、2・3ヶ月かかります。

 

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歩き通した人にとっては、山門前に立つ/潜る時の気持ちはひとしおでしょう。

 

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山門をくぐって数十m先左手

「鐘石」と呼ばれる物があります。石を手に持って窪みを叩くと「カン・カン」

鐘を叩くような音色(金属鍋を叩くような音)を発することが、名の由来。

この音は冥界に響く音と言われていて、その音はご先祖さまの耳に入ると言われています。

子孫が先祖を想って巡礼を行っている・・・ 供養となり、孝行ともなる。

ひょっとしたら、ご先祖さまは子孫の立派な行動に喜ばれて、

ご利益と言う形でのお小遣いを授けて下さるかもしれません。

 

24番最御崎寺さんに来られた際には、

ご先祖さまの事を想って、この石を鳴らしましょう。

 

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本堂は壇の上

御本尊さまは「虚空蔵菩薩」

御真言 : のうぼうあきゃしゃきゃらばや おんありきゃ まりぼりそわか

四国八十八ヶ所では<12・21・24番>に祀られている仏様で、3度しか機会がありません。

御真言が難解な事と併せて、言い逃すことの無いように用心下さい。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

天気が良いので少し足を伸ばして、室戸岬燈台へ行ってみました。

 

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室戸岬と言えば、全国的にその地名を耳にするのは盛夏ではないでしょうか。

台風ニュースの際「室戸岬の●●百km沖を、時速○○km/hで・・・」

 

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航海上重要な地点なので、燈台の歴史も古い。

 

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この日は風がとても強かったわけですが、

 

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燈台、岬を境に海の様子が違います。

<来た道・上の写真>岬の東側は白波が立つほどの強風

<行く道・下の写真 >岬の西側は緩やかな心地よい風

 

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真夏の午後に室戸岬に向かって歩く・・・

決して楽では無いですが、それほど苦痛ではなかったりします。

地形が東側に海、西側は山となっているため、休憩できる日陰がたくさん。

逆に室戸岬を折り返すと、風が止んで西日にさらされて・・・大変。

 

今の時期は室戸岬までは風が強く寒い、岬を折り返すと風が緩んで暖かい・・・

 

歩き遍路をするには、やはり春か秋の穏やかな気候を逃してはいけません。

 

 

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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度  野瀬照山

 

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