お遍路ブログ
志々島の大楠、そして出港
平成24年3月7日 島に残る古の風習vol.5 関連記事です
両墓制における、埋め墓と参り墓。
そしてその習俗の変遷がリアルタイムに進んでいる事を見届けて・・・
もう一つ、志々島(ししじま)のシンボル「大楠」がまだだった。
参り墓がある利益院の坂を更に上がり、稜線を縦断して島の北側へ。
遊歩道? 生活道?
この道から逸れて、階段を下って行くと・・・
ミ○ザキ先生の映画に出てきそうな楠の巨木。大きすぎて、写真に収まらないほど。
色んな角度から
説明板がありました。古いフォント(字体)です。
大楠の前には、木が生えていない。
まるでこの大楠が、海を行く船を見守っているかのように。
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大楠の前を通って、先に進むと丘の上に出てきました。
東を望むと、多度津の造船所、丸亀の港、瀬戸大橋・・・等が見えます。
手作りの小屋がありました。
まるで絵画のよう。
奥に見えるのは、丸亀から船が出ている広島かな(ひろしまと言う名の離島。広島県の事ではない)。
>左
手前のはっきり見えるのが「高見島」、奥のうっすら見えるのが「広島」
>右
右から「広島」「高見島」「小島(おしま、無人島)」「佐柳島(さなぎじま)」、岡山県の「真鍋島」?
小島は平成22年に、海保ヘリコプターの墜落事故があった島です。
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志々島を離れる時間が近づいてきました。港へと戻ります。
島唯一の商店の前を通って、
行く時には無かった「おんば」発見!
狭い路地(車が通れない・急な坂の多い、 )瀬戸内海の島のエースです。
おんば・・・おそらく香川の方言、手押し車の事。おばあちゃんが押すイメージから来るものかと。
関連・・・男木島のおんばファクトリー
島の南側へ戻り、海岸へ出てみる。来た時よりずいぶん陽が西に傾いていた。
お世話になった志々島の港、街
船の出港時間が近づくと、どこからともなく人々が集まりました。
島を回っていて、殆どひとけがないように感じたのですが・・・生活している人、その生活を支える人。
たくさんの人々の絆があって、島の生活が成り立っているのですね。(失礼)
ありがとう、志々島。
◇◆◇◆◇
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約20分の航海を経て、
船は無事に宮ノ下港(三豊市詫間庁舎前、四国本土)へ着きました。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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