お遍路ブログ
海の遍路道、県営渡船
かつて日本全国の川や湾で見られた「渡し舟・渡船」
橋の架橋によって、現在では風前の灯火です。
そんな全国的な情勢にあって、高知県の32番・33番の間には渡船が存在します。
遍路道中唯一、海の上の遍路道
こちらの高知県営渡船、料金は無料ですが運行ダイヤが存在します。
順打ちのお遍路さんが乗るのは種崎港からになりますが、
朝夕時間帯はイレギュラーとして、毎時10分の出港と記憶しておけば良いと思います。
地元住民 プラス 21名のお遍路さんと乗船
遍路道中唯一とあって、皆様興味津々です。
種崎港を離れるところ
程なくして大きな橋が見えてきます。長さ1,480mの浦戸(うらと)大橋
元有料であるこの橋、平成14年に無料となりました。それによって、この渡し舟は苦境に立たされることに・・・
しかしながら種崎/長浜どちらの地区も、この橋を渡るには大きな迂回が必要。
かと言って安全な歩道が備えられているわけではなく、海面から最高50mある高さへの登り・・・ etc
決して歩行者には優しい橋とは言えないため、県営渡船が存続しています。
この渡船が無くなると歩き遍路さんは浦戸大橋経由の大きな迂回が必要になることから、末永く存続して欲しい路線です。
高知市方面
ずっと奥が高知の城下。見ての通り橋は存在しません。かと言って海底トンネルも無し。
この渡船、浦戸大橋が無ければ、人・車両共に対岸まで大変な迂回が発生します。
対岸の船着き場が見えてきました(中央やや右)。
約5分の船旅ですが、非常にありがたい、大変意義のある海の遍路道です。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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