お遍路ブログ
土佐の安産祈願所
雲一つ無い青空ですが、この日の午前中は雨降りでした。
34番種間寺(たねまじ)さん
お大師さまが伽藍を整備した際、唐の国から持ち帰った五穀の種を蒔いた、
種蒔きが転訛して寺名である種間寺となった、との説があります。
鐘楼? いいえ、違います。観音さまが祀られているのですが・・・
子育観音と呼ばれ、赤ん坊を抱いている観音さま。
周囲には底抜けの柄杓がびっしり祀られています。
ここ種間寺さんは、土佐随一の安産祈願所。
出産を控えた妊婦さんは、柄杓を持参して種間寺さんへ。
寺では柄杓の底を抜き(母のお腹に留まらず、無事に出てくるおまじない)、祈祷の後祈願者へ返す。
祈願者はその底抜けの柄杓をお守りにして出産に臨むと、安産に効果がある・・・との慣わし。
ただし、留まることが悪くない場合もあります。
それは、妊娠直後。妊娠した、それ行け! と赤ん坊がお母さんのお腹の中に留まって
あまり時間が経たないうちから柄杓の底を抜いてもらうと、流れてしまうとも。
何事もせっかちはいけません。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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