お遍路ブログ
阿波池田の箸蔵寺
徳島県東部、三好市(三好と言うよりも、阿波池田と言った方がわかり良いかもしれません)にある箸蔵寺さん。
お大師さまが金比羅大権現より「箸を挙ぐる者、我誓ってこれを救はん」とのお告げを受け、
金比羅大権現の像を刻み、堂宇を建立したと言われています。
「箸を挙ぐる者」とは「箸を使用する者」、すなわち日本人は皆該当するわけです。
麓からは結構な坂、階段が待ち受ける寺院です。
それゆえロープウェイ(戦前はケーブルカー)が整備され、一般的にはそれに乗って境内に向かいます。
・・・その凡例には従わず、今回は果敢に徒歩にて参拝しました^^
大灯籠と呼ばれる、箸蔵寺のシンボル的建造物。山門はその横にあります。
こちらは徒歩のみが通れる箇所で、ロープウェイ乗車時は上から眺めることになります。
山門を潜ると、長い参道が始まります。
いくつかの坂・階段を経て本坊(寺務所)を通り過ぎると、いよいよ境内への最後の階段。
大灯籠から約20分、約600段の階段を経て本堂到着です。
本堂の欄間には対になるように「カラス天狗」「天狗」が祀られています。
大灯籠、天狗のペア、さきほどの本堂の佇まいと言えば・・・こんぴらさん!
そう、ここは金比羅奥の院。香川県のこんぴらさんの祖となった場所と伝わります。
四国別格霊場第15番札所
こんぴら奥の院
四国三十六不動第4番
etc...
様々な霊場に指定されています。
いくつかの写真でおわかり頂ければと思いますが、今なお神仏習合の色合いを残す寺院として、貴重な存在です。
箸蔵寺の場所は、吉野川に沿った冷涼な場所なので、冬には積雪があります。
国道32号を香川方面から来られた場合の「猪ノ鼻トンネル」付近が標高が高く、雪が積もりやすい。走行には注意が必要です。
猪ノ鼻トンネル付近の様子はこちらのwebサイトで道路の状況(ライブカメラ)を見ることができますので、
冬はお出かけになられる前に、道路状況を確認されるのをオススメします。
猪ノ鼻トンネルの場所は一番上(国道319号の標識の下)にあるカメラをクリックして下さい。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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