お遍路ブログ
南三陸町再訪
7/13 津波被災地訪問・・・宮城県南三陸町志津川の続編です
前回、津波に被災された街をいくつか訪問させて頂いた中で、最も印象に残ったのはこの街でした。
静まりかえっていたことです。
他の街は、ダンプや重機が走り回っていましたが、こちらは手つかずの印象でした。
この防災庁舎に自然発生的に生まれたであろう献花台を見て、少しひらめきました。
自分ができることがある!
再び訪れて、献花台を作ってみました。
雨が降っても大丈夫なように、屋根を設けてみました(家庭用の郵便受けを転用しました)。
自宅から志津川まで1,200km離れている(ナビ計算)私には、被災地で出来る事は限られています。
普段は仕事があって滞在日数を長く取れないので、ボランティア作業に加わることができません。
仏事に携わらせて頂いている私ができる事を考えてみたところ、
「これだ!」と思い、実行に移しました。
灯明(ろくそく)台と、線香立て。鈴。
ろうそく・線香の予備は、左の箱に入れてあります。お参り後に火の気があれば、左の陶器にお捨て下さい。
このブログを見て、ここ(南三陸町志津川)を訪れた方。
よろしければ、ろうそく・線香を立てて頂けないでしょうか?
そして、鈴を鳴らして下さい。亡くなられた方々が浮かばれると思います。
・・・参考までに、私が習ったろうそく・線香の意味
ろうそく・・・真っ暗なあちらの世界を照らす光。日常生活で言うと、朝カーテンを開けるイメージ
その光によって、あの世にいる方がこちらの存在に気付くことができる
線香・・・(線香を灯した時の)良い香りを召し上がって頂く。
あちらの世界には、ごはんや魚など「たべもの」が無いため。良い香りがご馳走になる。
鈴・・・音のないあちらの世界へ送る合図。日常生活で言うと、目覚まし時計を鳴らすイメージ
その音によって、あの世にいる方がこちらの存在に気付くことができる
前回は来なかった、気仙沼線・志津川駅に来てみました。線路・駅舎・信号・・・多くの鉄道施設が流失。
震災以前に来たことは無かったので、元の姿はわかりません。想像するに、トンネルを抜けたら海、
の繰り返しが多いこの区間は、単行列車がトコトコ走る、良きローカル線の雰囲気があったことと思います。
この街が復興を果たすまで、この先何年・何十年かかることかわかりません。
私自身、志津川と縁やゆかりがあるわけではありませんが、この街が復興していく様子を見守りたいと思っています。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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