お遍路ブログ
南国市の掩体壕群
場所は高知龍馬空港の近く(写真右手に空港の管制塔が見えてます)、
田園地帯に突如として現れる、巨大コンクリート建造物群。
掩体壕(えんたいごう) と言います。
太平洋戦争時に作られた、敵国の空襲から戦闘機を守るための、飛行機用防空壕と言ったところでしょうか。
高知龍馬空港(高知飛行場)は、戦時中は海軍の飛行場であったため、掩体壕が多く作られました。
作り方
土を型枠の形に盛って、よく踏み固める。そこにワラやムシロを敷いて、コンクリートを流し込む。
コンクリが固まったら、砂をほじくって空洞を作り、完成
作業には、学童や女性・受刑者などが従事したそうです。
また、農家の人達は、掩体壕の上に植えた草木に水をやることが日課だったそうです。
今はコンクリートむき出しですが、当時は草や土で覆われ、敵国から見つかりにくいようにされていたのでしょう。
右の写真は、タバコ畑(葉を摘んだ後ですが)の中に残っている図。
水田の中にある掩体壕。中は農機の車庫となってました。
こちらは、他の掩体壕と比べても一際大きく、爆撃機サイズが入る大きさ。
調べてみると、現存する掩体壕で最大だそうです。そんなものが、南国市にあったとは・・・
帰って調べてみると、付近の物部川沿いにトーチカ(砲台)跡が数基残存しているようです。知らなかった・・・
今度はそれも調査、です。
四国では他に、松山空港の近くにも掩体壕が3基あるようです。
遍路だけでは知れないことが、四国にはまだまだたくさん。
(遍路を含む)四国マスターへ向かって日々勉強、精進ですね。
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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