お遍路ブログ
高野山から熊野本宮へ 熊野古道・小辺路1
高野山から熊野本宮へ。
熊野古道・小辺路(こへち)を歩いてきました。
金剛三昧院さんの前を右に折れて、いざスタート。すぐに車道の坂が待ち受けています。
(後から知りましたが)小辺路は、いくつかある熊野古道(中辺路・大辺路など)の中で、最短距離ではあるものの
標高1,000m級の峠を3つ越えなければならず、 なおかつ集落や商店はきわめて少ない。
大峯奥駈道を除けば最も難易度の高いルート。古くから一般人が歩くルートは、小辺路ではなかったようです。
この道を利用する多くは、行商人や行者さん。
前者は一刻も早く(高野山を経て)大坂に荷物を運ばなければいけないし、
後者はより険しい山野を求めて道を選ぶ。
それだけに、俗化されることは世界遺産選定後もあまりなく、静謐な雰囲気が保たれています。
小辺路の最大の売りは、この景色
180度展望はよくあること、時には360度の眺めという場所も存在します。
小辺路は街道としての性質が濃かったためか、道標も(当時の)都に向かった表記になっています。
大坂、京都、若山(和歌山)・・・ 描かれているお大師さんのお姿に、お四国と共通の物を覚え、安心します。
ところどころ、高野槙の林が 広がります。
トイレは世界遺産効果でしょうか。数多くは存在しない物の、ある場所には大変きれいな設備が整えられていました。
水ヶ峯手前で、一度「高野龍神スカイライン」に出るので、道路歩行の注意が必要。
信号無し、コーナーの多くが緩いので、通行車輌は気持ちよさそうに走っていました。
高野山を出て、最初の集落「奈良県野迫川村大股」
民宿が数軒、温泉が近くにあります(歩行ルートからは少し外れます)。
(高野山以来の)ドリンクの自動販売機が有り難かった・・・
食糧調達を期待していたものの、ルート上に商店は無く、残った食糧を気にしつつの夕食となりました。
この時点でわかったこと。
小辺路は、本格的な登山装備で挑みましょう
つづく
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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
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