お遍路ブログ
高野山から熊野本宮へ 熊野古道・小辺路2
おはようございます。
小辺路・2日目は朝イチ登山。道中最高所の1344m、伯母子(おばこ)岳が待ちかまえております。
小辺路の参詣道からは少し離れますが、それも15分程度の話。
景色が良いと聞いていたので、がんばって頂上へ。
眺める景色が売りの小辺路ですが、ここの眺望は道じゃないでしょうか。360度展望! 中No.1
伯母子峠
ここまで、頂上を経由しない巻き道も存在します。
気温は0度付近。テントを張っているツワモノがいました。私もその一人でしたが
古い道標があり「スグ十津川を経テ熊野道」 (「スグ」とは真っ直ぐと思われる)
大正時代の建立でした。
伯母子峠からの下りは、要注意。
道が非常にガレております。
数年前の台風で崩れたようです。有り難い補修が為されていましたが、これから先も夏の大雨・台風の後は要注意。
道中、明らかに人が生活していたであろう場所
ここには旅籠(はたご)があったようです。
小辺路は熊野本宮を目指す参詣道ではあるものの、高野山を目指す往還道でもあり、行商人の一服処でもあり、
人々の生活道でもあったことがうかがい知れます。その点、四国の遍路道と同様です。
お大師さんがいらっしゃいました。
水の出るとこ大師あり、これも共通です
下り、長い!
途中、石畳が敷き詰められた箇所がありました。
大坂の商人さんが、無事に熊野詣でをできた御礼に、寄進したとか。
参詣道は、守る人があって成り立っているのですね。
お地蔵さんには
左 くまの
右 ざいしょ(集落のこと)
川の音が聞こえてきました。
いよいよ下山、ホッとする瞬間です。
三田谷(みただに)、地元の呼び名は「びただに」
集落が数軒あり、伯母子峠以来の公衆トイレが存在します。
携帯(D社)は相変わらず圏外で、食糧を販売する商店は無し。宿は一軒のみ。
バスが運行している路線ですが、
・平日のみ
・日祝運休
・土日祝運休
・学休日運休
いずれのパターンがあるので、ここで区切る場合は
事前にバスの運行情報を調べておいた方が良さそうです。
つづく
゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度 野瀬照山
ブログランキングに参加しています。宜しければ応援のクリックを、よろしくお願い致します!
お気軽に
どうぞ!!