お遍路ブログ
45番岩屋寺さんへ、下見編 vol.1
先達たるもの、お連れするお遍路さんを無事にお導きすることが、使命。
それが険しい道でも、雪深い遍路道であろうとも・・・
とは言え、遍路道の最新情報は、知らない。安全にお連れするためには、下見が肝心です。
44番大宝寺さん、いつもの龍の口。例によってカチカチに凍結。
お寺の方曰く「今日は今年で一番あったかいわ! マイナス下らんかったけん」
天気が良くなると、足下のぬかるみ具合が気になります。
大宝寺さんを出ると、まず峠越え。
「峠御堂(とうのみどう)」と言う峠を越えます。峠を見守るお地蔵さんが祀られていることが、名の由来。
さて、下り。残雪の有無は、陽当たり次第。
峠御堂(とうのみどう)トンネルまで下りてきました。天気が良くて、道路は乾いています。
河合と言う、数十軒の集落
左の写真は元宿屋。この集落には他にも宿屋がたくさんあり、春秋は多数のお遍路さんで賑わったそうです。
今は、まことしめやかな集落です。
河合集落からはしばらく県道、そこから外れて八丁坂に挑みます。
凍った雪の上に付く足跡は、人間の物が1つ、イノシシの物がいくつか。
ここから雪が多くなる・・・と思いきや、その限りではなく。陽当たりの良い場所は、右の写真の通り。
郵便屋さんと遭遇。 奥にある1軒の集落のために、走ります。
八丁坂登り口、トイレをしようと思っていたら・・・??
トイレが無くなってる!
この山岳コースにおいて、貴重な存在だったのですが
この山奥で水回りの施設を維持・管理する事は、現実的には難しいですね。
利用する人の心掛けが違っていれば、撤去まではされなかったでしょうが・・・
ここから登り一辺倒。
この光明が見えれば、間もなく頂上。
45番岩屋寺さんへは別ルートが有り、八丁坂頂上で交わります。
ホント、天気が良いです。遙か先には、石鎚山を望むことができました。
稜線(八丁坂頂上)に上がってからが、結構長い。岩屋寺奥の院さんが見えてくると、安心します。
奥の院・逼割禅定(せりわりぜんじょう)
入口はカギがかかっていて、中には入れません。修行希望者は、岩屋寺さんの納経所でカギを借りて、中に入ります。
鎖と岩場、ハシゴを登った先にこの山の神様が祀られています。今回はパス
ここから下ると、岩屋寺さん到着。山門を潜って、境内に到着します。
世の中数多の寺院がありますが、山門と言うと通常は登って入るもの。坂を下った先で山門を潜ると言うのは、珍しい。
境内、特に日陰は雪がたくさん残っていました。おそらく、屋根から落ちた雪と思われます。
雪が落ちる地点にある灯明台は、この通り。久万だからこそ見れる景色です。
ここまで、一言で表すと「パワーのいる遍路道」
なかなか疲れました・・・。
続く
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