お遍路ブログ
45番岩屋寺
四国八十八ヶ所の中で、特別な雰囲気を備える霊場・45番岩屋寺です。
このような山岳霊場を目の当たりにした時、いつも思う事
「どうやって造ったの?」
そう思ったことがあるのは、私だけではないはず。
造営自体、計り知れない苦労がありそうですが、山にあれば雷が落ちることもあったでしょうし、
ひとたび火災が起きたところで、山中に豊富に水があるわけではありません。
平成の今でも消防自動車が入れるわけではなく・・・。
皆さん、山岳霊場では火の取り扱い・始末はしっかりしましょうね。
大師堂の横にある古びた山門を出ると、三十六童子(不動)霊場を経て奥の院の入口へ。
白山行場(逼割行場)の門が姿を現します。
ここは普段カギがかかっていて、納経所で申し出て、入山料200円と引き替えにカギを預かります。
いざ解錠、行場へ・・・
ここからロープ・鎖・梯子を経て、権現さんの鎮座する頂上社へ
(聖域なので、写真は割愛させて頂きます)
岩屋寺さんの山号は「海岸山」
海から遠く離れたこの場所で、海岸?
写真のように、寒い朝に立ちこめる雲海を下に見るこの霊場では、
「雲海」を「海」に例えて、海岸山岩屋寺と呼んだようです。
頓智の効いたお坊さんがいたのでしょうね。四国八十八ヶ所唯一の風景が、ここでは見ることができます。
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