お遍路ブログ
秘境の駅
青春18切符のシーズンですね。
小生もういい歳ですが、今でも使用します、心の18切符。
数年前と比べると、路線廃止やダイヤ改正によって、
ずいぶん使い辛くはなってしまいましたが、今シーズンも、まだまだ青春したいと思います。
只見(ただみ)線 : 田子倉(たごくら)駅 福島県
秘境駅の訪問
と言うのが、静かなブームになっているようです。
秘境駅の定義↓
☆無人駅
☆利用客僅少
→駅自体の利用客数が、限りなくゼロに近いこと
☆到達難易度が高い
→車道から極端に離れていること、そもそも僻地・辺鄙な場所にあって徒歩でも到達が厳しい
→列車においても、運行本数がごく僅かで到達が難しい
これらの条件を満たすのが、秘境駅と呼ばれるそうです。
倉庫のような建物の内部に、下り階段が存在します。
階段を下ると、ホームが現れます。目の前には、田子倉ダムが広がります。
田子倉駅は、県境の駅でもあります。大白川駅は、新潟県になります。
この駅が秘境たる所以↓
冬の田子倉駅
当地は、日本有数の豪雪地帯です。
並行する国道は積雪のため、年の半分くらいは通行止めになります。
その際の代替交通手段は、この只見線しかありません。
田子倉駅周辺には民家はありませんが、数年前までは真冬でもクソ真面目に列車は停車していました。
但し、下車したところで次の列車は数時間後(通常1日3本)、最終列車が行った後は何かあっても、どうにもなりません。
オマケに道路は通行止めなので、救急車はこれません。夜はマイナス数十度の世界。携帯も一部圏外。
次の列車は翌朝ですから、事件が起きないように積雪期の駅停車を止めた・・・
無人駅なのはもちろん、
駅の営業期間は遅春から初秋まで、
それも1日3往復、
冬の間は停車しないので到達すら不能
上記の「秘境駅の定義」を全て満たしている田子倉駅は、純然たる秘境駅と言えます。
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